音とカメラとくらろぐと

Clalog(くらろぐ)のページへようこそ。 音ときどき写真。写真ときどき音。 好きな音楽について語り、撮影した写真を掲載したり。 ジャンル: 60〜70年代英米ロック、推しはEric Clapton。 使用カメラ: OLYMPUS OM-D E-M5 MarkⅡ, Canon power shot GX7 MarkⅡ

カテゴリ:英国ロック > Eric Clapton

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B.B.King ⭐️Eric Clapton の名義でリリースされたアルバム
Riding with the kingのリリースから今年で20年。
20年!?そんなに経っているのか…恐ろしいことに、ちゃんとリアルタイムで
このアルバムのこと知っているのだから私も歳を取ったよ。
写真を見てもお分かりの通り、2人も若いものねぇ。
残念ながらB.B.はもういないけれども、この時のB.B.って60代だったはずで
今のエリックより若いんだものなぁ。

なーんて、長く生きてるファン自慢をしたところで(自慢になっていない)
このアルバムが6月26日にリイシューで発売されるんだとか!



リイシューということで、おそらく当時お蔵いりになったであろう
2曲がボートラで追加され、そのうちの1曲「Rollin' & Tumblin'」が
既にYouTubeなどで配信されています。
「Key to the highway」と同じような、アコースティックな
レイドバック解釈の仕上がりになっていますねぇ。王者の貫禄だわ。

今や、エリックバンドに欠かせない存在となり、
一時期 ブリジットジョーンズのヒモ彼氏疑惑があった
(付き合ってたのは確かだし、色々工面してもらっていたニュースもあった)
ドイルブラムホールⅡの楽曲が2曲取り上げらていることには
この作品に対してエリックを全面信頼していたB.B.も思わず
誰なんだよこの若者は的な口出しをしてしまったなんて話もありましたけど。
全曲ブルースになるより、ドイル曲があって
ロックよりな2人の音も楽しめたし、本当エリックの采配は神。

でもB.B.がいないことでもうこの2人の共演は見られないんだよなとか
むしろエリックが若手に憧れられるような超大御所になってしまったとか
(まーこの時も超大御所でしたが)
エリックより上の世代はもうほとんど魂置いてネクストステージ
行っちゃったからなぁ。
なーんて思うと20年の間に色々ありましたな的おセンチにもなってしまいますが、
リイシュー版楽しみにしています!
だって私このCD、借りパクされたまま手元にないんだもん!!

本日のお題、もう、いきなり結論から言ってしまうと
エリックとU2の共演は未だかつてないんです。
Live AidはエリックなぜかJFKだったし、ロックの殿堂コンサートは
エリックが胆石(でしたっけ?)で欠席。

ただ一度だけ、1999年のロックの殿堂でボノとエリックが
一緒になってはいるのですが…。


お隣同士で立っている2人とも所在なさげw
特にあのボノがマイクを通して一度も歌っていないという。 
まぁね、このメンバーだものね、そりゃおいそれと前に出てこれないか!
ポールはボノのことあんまり好きじゃない説がありますが、
この時も何かあったんですかね?でてくるなとか言われた?ボノ大丈夫??…色々あるのねロック界も。

エリックはなんかロング革ジャンが似合ってないような気がしますが、
彼は控えめというか、人見知りちゃんなところがあるので
こういうオールスターバンド系では絶対に自らは前に出てきません。 
と言うわけでこの時もサラリーマン風ルックスのロビーロバートソンに
ほとんどお願いしちゃってる感じ。
多分、私の知る限りではエリックとU2(のメンバー)が
共演したのはこの時だけかと思われます。

U2がデビューしてきた頃にはエリックはもうすでに大御所であって
年も15も離れていて、共演もなし、どこに接点があってそんなことに
なったんだ?と言うエピソードが2006年の来日公演での出来事。
同時期に日本公演を行なっていた2組は、同じホテルに宿泊していたんですね。
当時、ウドー音楽事務所のHPに、スタッフによるエリック滞在記という
名物コーナーがありましたよね。私、印刷保管していなかったようで、
記憶違いがあるかもしれませんが、確かアダムがホテルでエリックを見つけて
声をかけた?んじゃなかったでしたっけ??
それで2人でフィオレンティーナ(だったと思う)にランチしにいって
その日からずっと2人でつるんでて、AAミーティング行ったり
アダムがエリックのライブ見にいったり(何日目だったけな〜忘れちゃったよ。)
で、アダムからそのお返しに?U2のコンサート見にきて!ってお願いされて
エリック、行く気なかったんだけどw断れなくって3日目の最終日に行ったんですよ。
(その日は私も行ってた日なんだな〜きっとこれも運命だと思っとる。)
でも見にったら結構良くて、終わる頃には行ってよかったなって
言ってたらしいです。で、アフターでU2のメンバーと遊びに行ったとか。
アダム、エリックのステージ上がればよかったのに!!
って歌わないベーシストに出番はないか?
しかもこの時のエリックバンドのベーシスト、ウィリーウィークスだもんねぇ。

当時、なんで共演もしたことなく接点も見当たらないのに
どうしてここまで仲がいいんだ?だってわざわざフィオレンティーナで
2人だけでご飯してるんですよ。なんでそんなに仲良しなわけ?と。
(エリックはだいたいウドーの担当イケメン氏と行動を共にしていて、
その時はアダムに気を使わせたくないからって2人だけで行ったらしい。)
そこに私が混じりたかった!と妄想抱かせ11年後、
また新たなエピソードが出てきました。





エリックがアダムに電話してきて
「自分の人生を変えるべき」と忠告し、リハビリ施設を紹介したそう。
なるほど、やけに仲がいいと思ったらアル中同士の絆なのね。
しかもアダムがエリックのことをすごい慕っている感じがしたので、
アル中の共通点は知っていたけど、どうしてそこまで仲が良いのか
業界の知り合い同士だったとしても、世代も違うしなぁと思っていたのです。
アダムにとって命の恩人のような人に当たるわけだから
ここまで慕うのも当然ですね。リハビリ施設に出向いたピートも素晴らしいけど。

アダムは上のスピーチの中でも「I am alcoholics」と言っていますが、
エリックもいまだにamと言います。そう、アル中って結局飲酒していない状態を
キープしてますというだけで、克服したという意識がないんですね。
エリックとアダム、両者ともにアルコールトラブルを抱える人たちを
救う活動を熱心に行なっています。
時間も金も相当割いているかと思いますが、自分の過去を省みただけでは
なかなかできないことだと思います。
なので、この2人ってアル中である以前に本当に繊細でできた人間なんだろうなぁ。
繊細だからこそ酒に飲まれてしまったんでしょうけど、
人がいいから周りの同業者に助けられてここまでこれたと。
ええ話やわ〜ってなりますが、2人とも女性関係激しかったからねぇ。
2人ともナオミボーイズだし、50過ぎて身を固めて子供持ったでしょ。
(しかも両者とも娘っていうのが笑えるw)
アル中にプレイボーイにと似たモノ同士だからこその
結びつきなのかもしれませんね。
エリック、アダム、50過ぎて大人になれてよかったね!!!
 

私の専門はエリッククラプトンです。
基本ミーハーなので色々な人にキャーキャー言っていますが、
1人選ばないと殺す、と脅されたら間違いなくエリックを選ぶ。
と言うわけでどうしても彼に対しては贔屓目で見ているところがあるので、
最近ではもうアルバムをリリースしただけで「よ!またしても名盤だ!」状態。
なので正しい判断はできないのが正直なところ。

 
ただね、先日の在宅勤務中にこのアルバムをチョイスしたんですね。
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Eric Clapton
Backless
 (1978年)
 
結論から言うと、バックレスってすごくいいアルバムなんです。
前作がエリックのソロキャリアの代表作にもなっているスローハンドなので、
その影に若干隠れてしまっている作品なのが残念なくらい。
プロデュースもグリンジョーンズ、スローハンドの弟的な(?)、
ブルースベースにカントリーテイストが上手く混ざって、
ちょっと前作よりは地味目ではあるんだけど好盤なんす。
私もエリックソロから5枚選べって言われたらこれは入るかな?と。
でもそんな難問投げかけられたら最低1週間は迷いたいですが。

いやだがしかし。
この間このアルバムを在宅勤務中に聞いていて思わず消した…
エリックごめんなさい!!!!!高速土下座。
私にとっては大事件、大犯罪ですこんなこと。
仕事の手を止め(おい!働け!!)緊急事情聴取です。
なぜ私はバックレスを聞きながら仕事ができないと思ったのか?
 
 
このアルバムちょっとタイトで音が重めなんですよね。
スローハンドに重厚感足したら地味になるわタイト過ぎちゃったわって感じ?
いや、何度も言いますけどすごくいいアルバムなんですよ。
でもあまりのタイトさに聞き流せない部分もある。
本来、仕事するときなんて無音でやりなさいよって話なんですが、
ちょっと音が欲しい時とかあるじゃないですか?
それこそ前回のスティング様で書いたときのような、
カフェでどやマックで作業捗るわ~気分と同じ感覚の時にやたらとリズムが耳に残ってしまう。
結果、重さを感じてしまうんですよね。
あと、1978年と言う年代を見て貰えばお分かりの通り、
エリックのアル中が酷くなっている頃です。
この数年後に1回目の治療を行うので、まぁ結構なピーク期と言うこともあり、
声が酒焼け気味w
そこも何かざらっとした感じを残す一因なのかなぁとも思います。

繰り返しになりますが、本当に良いアルバムなんです。
私がライブで一番聞きたい曲って「Tulsa Time」ですから!!
(いや待て。これも1週間時間欲しい、念のため)
だけども、このアルバムは仕事しながら聞くには不向きです。
仕事中に聞くならちょっとぐらいのレイドバックサウンドに軽さが必要ということが
わかったことだけでも在宅勤務に感謝です。
ちょっと言ってることよくわからないけど、
要は仕事中にエリック聞きたいならスローハンドにしとけ!以上。



 

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